静岡だもんで

静岡と東京を行ったり来たりしながら感じたことを綴ります(不定期更新)

自力でなんとかしよう感

東京でチョクチョクおじゃましている友人家族宅がありまして。

そこのパパさんはプロのイラストレーター。そんなパパさんがほぼ毎日更新している育児漫画ブログに、僕が先日遊びに行った時の様子を描いて頂きました。

 

まずはご覧ください(2017年1月21日「召喚!」)

http://ameblo.jp/nihipon/entry-12240182170.html

 

▼さすがの画力(ありがたし)

f:id:Protopeller:20170130163009j:image 

ブログに描かれている、お会いして夜中まで話し込んだ方は、茨城の漁業関連では知られた重鎮さん。東日本大震災津波による物理的被害に加え、原発事故の風評被害で大打撃を受けていた地元をなんとかしようと、2012年に「さかなのおいしいまち推進協議会」を立ち上げ、全国へ奔走中。

重鎮さんから語られる、地元を盛り上げるために行ってきた施策の数々は、どれも興味深くて参考になることばかり。そんな中、特に感銘を受けたのが、漁師や市場の人たちも放射能風評被害に対して安全性を正しく語れるよう、勉強して科学的知識を身につけてもらったという話。

そりゃそのほうがいいでしょ、と言うのは簡単だけど、これって実はものすごく大変なハズ。

 

東京と比べて、地元では「公共の事はお役所がなんとかするべき」と考える傾向が特に強いなと感じます。ウチの地元に限らず、いわゆる「地方」になるほど共通で強まる傾向ではないかと。

小規模な工場の経営者や農家の人たちと話していると、今までのやり方が通じなくなっていることを何となく認めてはいる。ただ、時代の流れで悪化している状況は、お役所が対応してくれる(なんとかしてくれる)ものと考えている。自ら原因を突き詰めて改善しようと(取り除こうと)動く人は少ない印象なのが正直なところ。

地元は工業も農業も盛んだし、良いモノが沢山あるのに、規模(売上)が縮小傾向になっても他人任せになりすぎていては勿体無い。

 

お役所任せにしがちな人たちに勉強してもらうため、重鎮さんたちは、どのように説得したのか。

ポイントは「とにかく情報を共有する」だそうで。

知らないから分からない。分からないから動けない。そんな負の連鎖にならないよう、あらゆる情報をデータとしてまとめ、危機感を含め共有し、必要な知識を身につけてもらう。「月並みだけど、まずは現状を知って受け入れてもらうことから始めた」とのこと。

更に、おいしいさかなが沢山漁れることを知らない地元民が多いことも判ったので、飲食店や料理人も巻き込んで定期的に食事会を開催。地元の人たちとも「現状を共有」して、地域が一丸となって盛り上げる流れを作ったそうで。

こういうのって、ウチの地元のように「与えられた環境でコツコツ働くことで結果を出している土地柄」は苦手なのかもなと感じています。決められた事、これまでずっと行ってきた事を丁寧にこなすのには長けていますが、裏を返すと、組合などの組織を飛び出してまで新しい事を自発的にしようとする人は少ない。

ただ、手を繋いだ時の結束力は相当なもの。問題意識を共有して、何をすべきかさえ明確になれば、ドーンと勢いの良い風を起こして自力でなんとかできるポテンシャルは持っているハズ。そのポテンシャル発揮に向けて自分が出来ることって何だろうと、改めて考えるキッカケとヒントをくださった重鎮さんと、顔合わせさせてくれた友人家族に感謝でございまし。

 

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<ちなみに>

イラストレーターのパパさんは「二平瑞樹」さんといって、話題のドラマ「東京タラレバ娘」の原作マンガを描いている「東村アキコ」先生の元アシスタントさん。現在は「ジャニヲタあるある」シリーズなど書籍のイラストを中心に活躍中。次々起こる楽しきテンヤワンヤを綴ったブログは真面目にオススメです。

▼ブログ:にこ&いっぺい にひパパの育児絵日記

http://ameblo.jp/nihipon/

▼二平瑞樹さんの関連書籍(Amazonへ飛びます)

https://goo.gl/cgxDSt

▼現在発売中の雑誌「ダ・ヴィンチ」2月号に寄稿しています

http://ddnavi.com/davinci/

 

<そして>

夜中までお付き合いくださった重鎮さんは「二平章」さん。テレビや雑誌などのメディアにもちょくちょく出ていらっしゃいます。(2月2日にはNHKにも出るそうで)

▼著書:タコ日本一宣言

http://www.hcci.jp/tako.htm